ナプキン以外で生理中のスポーツを快適に楽しむ6つの対処法を解説

「スポーツをしていると、ムレやまたずれが気になる」
「激しい動きをしても漏れないナプキンを知りたい」

生理中は気になってプレイに集中できない、生理用品のムレやまたずれに悩むなどの女性は珍しくありません。
フィット感の高いスポーツ用ナプキンを使っても漏れる場合、生理用品のメーカーや種類、ショーツなどを工夫する方法があります。

この記事では、生理中のスポーツで不快に感じたり、経血が漏れたりする際の対処法やおすすめの生理用品について、くわしく解説します。
生理中もスポーツを快適に楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。

もくじ

ナプキン以外で生理中のスポーツを楽しむ方法6選

  • ナプキンのタイプを変える
  • 生理用ショーツを変える
  • こまめにナプキンを変える
  • タンポンを試す
  • 月経カップを試す
  • 医療機関へ相談する

女性アスリートも抱える生理の悩み

スポーツ中にナプキンから漏れた際の洗い方
  • 早めに水洗いする
  • 洗剤の種類を確認してから洗濯する

ムレや漏れが気になる方はmurmoの月経カップもおすすめ

スポーツでのナプキンに悩む方によくある質問

  • スポーツ用ナプキンでも漏れることはありますか?
  • スポーツ用ナプキンは何時間持ちますか?
  • スポーツで月経カップを使うと違和感は出ませんか?
  • スポーツをしている間に月経カップが子宮の中に入り込む可能性はありますか?

まとめ

参考文献

ナプキン以外で生理中のスポーツを楽しむ方法6選

スポーツ中にナプキンの使用で経血が漏れる、ムレが気になる場合、以下6つの対処法を試してみましょう。

  • ナプキンのタイプを変える
  • 生理用ショーツを変える
  • こまめにナプキンを変える
  • タンポンを試す
  • 月経カップを試す
  • 医療機関へ相談する

漏れる原因によって、適した対処法は異なります。自分に合う方法をぜひ見つけてみてください。

ナプキンのタイプを変える

経血量が多い、肌とナプキンの隙間から漏れるなどの方は、ナプキンのタイプを変える方法があります。しゃがむ、ジャンプするなどの激しい動きが多いスポーツは、肌にナプキンがフィットしていないと、ナプキンとからだの隙間から漏れるケースは珍しくありません。

たとえば、以下のようなナプキンは吸収量が多かったり、肌にフィットする工夫がされたりしています。

  • 夜用や羽つき、ショーツ一体型などのナプキン
  • スポーツ用にズレにくい工夫が施されているナプキン

「夜用」「昼用」などの記載は同じでも、メーカーによって少しずつナプキンの形や長さは異なります。さまざまなメーカーを試し、合うものを探してみましょう。

生理用ショーツを変える

ナプキンを変えても効果がない、ほかのナプキンにするとかぶれてしまうなどの場合は、生理用ショーツをからだにフィットするものに変える方法があります。

生理用ショーツを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしてみましょう。

  • おしりがすっぽりと収まるか
  • ズレたり窮屈だったりせず、快適に動けるか
  • キツい・ゆるいなどがなくサイズが合っているか
  • ショーツを履いたとき、ウエストや足の付け根に隙間がないか

スポーツ時のショーツは、激しい動きでもズレにくい伸縮性がよい素材を使った商品や、おしりをしっかりと包んでズレを防ぐ形の商品もおすすめです。
また、ショーツのムレが気になる人は、「吸汗性」「速乾性」などが高い、通気性に配慮された商品を選んでみてください。

ナプキンを付けるタイプの生理用ショーツ以外にも、スポーツ用の吸水ショーツもいくつかのメーカーから販売されているため、試してみるのもよいかもしれません。

こまめにナプキンを変える

経血量が多くて漏れる人は、ナプキンを変える頻度を見直してみましょう。「休憩時間が少ない」「汗をかくためあまりトイレに行きたくならない」などの理由で、ナプキンの交換頻度が少ない可能性があります。

一般的に、ナプキンの交換は出血が多い日は2時間に1回、少ない日も3時間に1回が目安とされています。
ただし、変えてから時間がたっていなくても、ドロッとした感じや不快な感じがするときは早めに変えるようにしましょう。

あわせて読みたい:生理の出血量は何mlが1日の平均?経血量が増減する2つの理由

タンポンを試す

経血が多くて漏れる、厚みのあるナプキンがスポーツの邪魔になるなどの場合は、タンポンを使うのも一つの方法です。

タンポンとは、経血を吸収する綿のような「吸収体」に取り出し用の紐がついた生理用品です。ショーツに貼り付けて使うナプキンと違い、腟内に入れて使用します。
取り替え間隔の目安は4〜8時間ごとで、「普通の日用」「多い日用」など複数のタイプが用意されています。経血量が多くて不安なら、ナプキンとタンポンを両方使うのもおすすめです。
タンポンの使用に慣れるまでは、スムーズに挿入できる「アプリケーター」と言う部品つきの商品が使いやすいでしょう。

あわせて読みたい:タンポンで温泉に入っていい?生理中温泉に入る3つの方法

月経カップを試す

「月経カップ」をナプキンや吸水ショーツと併用する方法も、スポーツにはおすすめです。

月経カップとは、腟の中に医療用シリコーンをはじめとするやわらかな素材のカップを折りたたんで挿入し、経血を溜める生理用品です。

経血量が少ない日は1日1〜3回、多い日は数時間に1回、トイレで経血を破棄します。経血をからだの外に出さない構造によりスポーツ中の運動制限がなく、ムレやニオイも気になりにくいのが特徴です。

また、経血が出る所と尿が出る所は異なるため、排泄時に毎回取り外す必要もありません。

月経カップは耐久性がよく、1つのカップをくり返し使用できます。そのため、生理用品のゴミを減らせると、サステナブルな生活を目指す方にもよく選ばれています。

あわせて読みたい:月経カップの使い方

医療機関へ相談する

経血量があまりにも多い場合は、子宮の病気が隠れているケースも考えられます。

スポーツに関係なく、経血量が多くて日中でも夜用ナプキンやオムツ型のナプキンが必要な場合は、一度受診してみるのもよいでしょう。経血量が多いと、気付かぬうちに貧血になっている可能性もあります。

婦人科では子宮の状態を確認し、必要ならピルによる生理コントロールも可能です。生理とスポーツの関係に悩みがあるなら、通いやすく相談しやすい婦人科を探してみるのもおすすめです。

あわせて読みたい:産婦人科医・稲葉可奈子先生に聞く、生理のこと

女性アスリートも抱える生理の悩み

女性アスリートは、以下のような生理の悩みを抱えていると言われています。[1]

  • 汗をかくとムレる
  • 生理用品が擦れて痛い
  • 大きく動くと生理用品がずれる
  • 生理用品がずれてユニフォームに経血が漏れる
  • 動いたり力を入れたりしたときにドロッと出るのが不快
  • 漏れの心配や違和感があり、パフォーマンスに影響が出る

スポーツをするときは、ナプキン以外の生理用品を使用する選手も珍しくありません。生理用品の併用も含め、柔軟な対応を考えてみてはいかがでしょうか。

スポーツ中にナプキンから漏れた際の洗い方

スポーツ中にナプキンから経血が漏れた場合、以下の手順で洗いましょう。

  1. 早めに水洗いする
  2. 洗剤の種類を確認してから洗濯する

正しい対処をすれば、ショーツや衣服へのシミ残りを抑えられます。いっしょに見ていきましょう。

1.早めに水洗いする

スポーツでユニフォームやショーツに経血が漏れた際は、できるだけ早く水洗いしましょう。経血は時間がたつとシミになって残りやすいため、遅くともその日のうちには水洗いする必要があります。

注意すべき点は、水洗いには「お湯」ではなく「水」を使うことです。血液に含まれるタンパク質は熱いお湯を使うと固まって落ちにくくなるため、水洗いの際は40℃以下の水を使うようにしましょう。[2]

2.洗剤の種類を確認してから洗濯する

水洗いで応急処置をしたあとは、汚れた衣類を洗濯しましょう。酸素系漂白剤やセスキ炭酸ソーダなどは、血液の染み落としに洗濯用洗剤と合わせてよく使われる洗剤です。

しかし、布の種類によっては洗剤が使えないケースもあります。
とくにユニフォームは、漂白剤の使用や水洗いができない可能性も考えられます。かならず取扱い表示のタグを見て、水洗いや漂白ができるかを確認してから洗濯しましょう。[3]

ムレや漏れが気になる方はmurmoの月経カップもおすすめ

ムレや漏れの心配を減らし、生理中もスポーツに打ち込みたい方には、murmo(マーモ)の月経カップもおすすめです。

murmoの月経カップは、はじめて使う方に向けた日本製の月経カップです。入れやすさ、取り出しやすさ、違和感の少なさに配慮しており、生理時のスポーツを快適にサポートします。連続で最大12時間で使用でき、生理用品を取り替える回数を減らせるのもメリットです。

murmoがおこなったアンケートによると、「経血量が多い日に役立つ」と答えた女性は5割ほどで、「スポーツや運動時に役立つ」と答えた女性も3割ほどいらっしゃいました。LINEによるユーザーサポート(はじめてサポート)も用意しているため、「月経カップは気になるけれど、うまく使えるか心配」と思う方はぜひご利用ください。

あわせて読みたい:【2024年最新調査データ】月経カップの使用率や認知率、月経カップって実際どうなの?

スポーツでのナプキンに悩む方によくある質問

スポーツでのナプキン使用に悩む方に関する、よくある質問にお答えします。

スポーツ用ナプキンでも漏れることはありますか?

スポーツ用ナプキンでも、経血量が多かったりズレたりすると漏れるケースはあります。
原因ごとの対処法を、以下に紹介します。

漏れる原因

対策法

ずれる

  • タンポンや月経カップに変える
  • 羽つきやフィット性のよいナプキンに変える
  • ナプキンがよりフィットするサニタリーショーツに変える

量が多い

  • こまめに変える
  • 昼間でも夜用ナプキンを使う
  • タンポンや月経カップと併用する

経血量やトイレに行く頻度、スポーツの激しさなどにより原因は異なるため、合う方法を探してみてください。


スポーツ用ナプキンは何時間持ちますか?

スポーツ用ナプキンの使用可能時間は、経血量によって異なります。そのため「何時間」という具体的な数値は、お答えしにくいのが現実です。
また、スポーツ中は汗でムレやすく、長時間使うとジメジメして不快に思うこともあるでしょう。

生理中のスポーツを快適に楽しむなら早めのナプキン交換を意識し、経血の量やムレの状況に合わせて昼用・夜用を使い分けてみてください。

スポーツで月経カップを使うと違和感は出ませんか?

月経カップはやわらかい素材でできており、腟にやさしくフィットします。慣れるまでは異物感を覚える方もいますが、正しい位置に挿入できれば痛みや違和感はほとんどありません。

スポーツをしている間に月経カップが子宮の中に入り込む可能性はありますか?

子宮の入り口は直径2〜3mmほどしかないため、直径4cmほどの月経カップが入り込む可能性はありません。
腟の奥に入って見つけにくい場合も、落ち着いて力を入れればゆっくりと入口まで降りてきます。正しい装着ができれば、月経カップは動きの激しいスポーツや水中の運動の大きな助けとなるでしょう。

まとめ

スポーツ用ナプキンでも経血が漏れる場合、「経血量が多い」「からだにフィットしていない」などの理由が考えられます。経血漏れにくわえて、汗によるムレも不快感の原因となるでしょう。
快適にスポーツを楽しむなら、ナプキンや生理用ショーツの変更、月経カップの使用などを検討してみてはいかがでしょうか。

murmo(マーモ)は、医療用シリコーンでできたやわらかい素材の月経カップです。からだの外に経血を出さないため、水中や動きの激しいスポーツでも快適にお使いいただけます。
購入された方には、公式LINEアカウントのチャットによる使い方サポートも用意しており、はじめて月経カップを使う方をやさしくサポートします。

以下は、murmoの使い方や特徴などを写真入りでくわしく解説したページです。スポーツ時の生理用品にお悩みの方は、ぜひチェックしてみてください。

参考文献
[1]女性競技者における月経に対する認識の質的分析:大学の部活動で陸上競技に取り組む学生の事例研究
[2]お洗濯119番(失敗事例 その原因と防止策)|日本石鹸洗剤工業会 (JSDA)
[3]新しい洗濯表示|消費者庁

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