旅行中に生理がきたときの対処法3つ|月経カップが有効な理由も解説

「楽しみにしていた旅行なのに、生理とかぶるなんて‥」と残念に思っている方もいらっしゃるでしょう。

旅行と生理が重なると、体調やトイレのタイミングなど、さまざまな点で心配になりますよね。

ですが、生理中でも少しの工夫で旅行を楽しめるかもしれません。旅行前に生理のタイミングをずらす方法もあり、対策次第で快適に過ごせる可能性があります。

この記事では、旅行中に生理がきても不安なく過ごすための方法や、生理中でもアクティビティやお風呂を楽しめる「月経カップ」について、くわしく解説します。

旅行と生理がかぶりそうで憂うつな気分になっている方は、ぜひ参考にしてください。

もくじ

旅行中に生理がかぶると困ること

  • 痛みで旅行を楽しめない
  • 経血漏れが気になって不安になる
  • そのままではお風呂に入れない
  • 一緒にいく人に心配をかけるのではないかと不安になる

旅行中に生理がかぶったときの対処法3つ

  • 生理用品を多めに持参する
  • 一緒に行く人の理解を得ておく
  • 休憩を多めにとり無理のないスケジュール管理をする

旅行と生理がかぶりそうなときの事前準備

  • 生理用品を一式準備しておく
  • 経血漏れしにくい生理用品に慣れておく
  • 婦人科の受診を検討する

旅行中に生理がかぶっても月経カップなら快適に過ごせる!3つの理由を解説

  • 長時間交換できなくてもムレを感じにくい
  • お風呂やアクティビティを満喫できる
  • 荷物がかさばらない

生理中のプールに関するよくある質問

  • 生理中にプールに入って体調は悪くなりませんか?
  • 生理でプールに入るとき、ナプキンのまま入ってもいいですか?

まとめ

参考文献

旅行中に生理がかぶると困ること

旅行中に生理がかぶると、つぎのようなことで悩みがちです。

  • 痛みで旅行を楽しめない

  • 経血漏れが気になって不安になる

  • そのままではお風呂に入れない

  • 一緒にいく人に心配をかけるのではないかと不安になる

旅行中の困りごとを把握しておくと、事前準備や対処がしやすくなります。

痛みで旅行を楽しめない

生理中は、腹痛や腰痛、頭痛など、さまざまな痛みを感じやすくなる傾向です。[1]

そのため、痛みによって旅行中のアクティビティや観光を楽しめなくなるおそれがあります。

また、旅行には長時間の移動がつきものです。車や電車、飛行機など、乗り物特有の揺れや振動によって、気分が悪くなることも考えられます。

経血漏れが気になって不安になる

旅行中は移動が多く、普段とは異なる環境で過ごすことになるため、経血漏れが気になりやすくなります。

とくに、以下のような状況では不安を感じることが多いです。

  • 長時間座り続ける移動中

  • すぐにトイレにいけないとき

  • 宿泊先での就寝中の経血漏れ

長時間、座っているときや立ち上がったときに経血が出てくる感覚があると、より不安に感じるかもしれません。

また、自宅以外で寝るときに、経血が漏れて寝具を汚すことが気がかりなど、せっかくの旅行なのに心が落ち着かない人もいるのではないでしょうか?

そのままではお風呂に入れない

旅行中に生理が重なると、お風呂に入ることが一つの悩みです。

ナプキンを使用している場合、下着を脱ぐと経血が脱衣所や浴場に漏れてしまうなどの不安から、気軽にお風呂を楽しめないことがあります。

また、温泉やホテルの大浴場など公共の施設では、生理中の利用が制限されている場合もあるため、事前に確認する必要があります。

このように、旅行中に生理が重なると、移動や観光だけでなく、お風呂に関しても注意が必要となり、思うようにリラックスできないことも考えられます。

一緒に行く人に心配をかけるのではないかと不安になる

旅行中に生理が重なると、一緒に行く人に気を使わせてしまうのではないかと不安になることがあります。

とくに、生理の影響で体調がすぐれなかったり、休憩が必要になったりしたときに、相手に迷惑をかけるのではないかと感じるかもしれません。

また、生理の話題は人によっては伝えにくく無理をしていると思われたくない」「気を使わせたくない」と考え、体調がすぐれなくても我慢してしまうこともあります。

このような気持ちがあると、旅行を心から楽しめなくなってしまうこともあるでしょう。

旅行中に生理がかぶったときの対処法3つ

旅行中に生理がきても、以下の対策をとると不安が少なくなるかもしれません。

  • 生理用品を多めに持参する

  • 一緒に行く人の理解を得ておく

  • 休憩を多めにとり無理のないスケジュール管理をする

生理中でも旅行を楽しむために、正しい対処法を知っておきましょう。

1.生理用品を多めに持参する

旅行中は、使い慣れた生理用品を多めに用意しておきましょう。

観光やアクティビティなどで、頻繁にトイレに行けない場面も考えられます吸収量の多いナプキンや長時間装着しておける月経カップなどを活用すると、経血漏れの不安が少なく過ごせるでしょう。

万が一経血が漏れてしまったときのために、替えの下着も準備しておくとなお安心です。

2.一緒に行く人の理解を得ておく

生理であることを一緒にいく人に伝えておくと「少し休憩したい」「予定をゆるめに組みたい」といった希望が伝えやすくなるでしょう。

とくに長時間の移動がある場合は、トイレ休憩が多くなりそうなことを伝えておくと、旅行相手の心構えもでき理解を得られやすいです。

3.休憩を多めにとり無理のないスケジュール管理をする

生理中は腹痛や頭痛を感じやすく、経血によって貧血も起こしやすい状態であるため、無理のない旅行スケジュールを立てることが大切です。

とくに以下のポイントを意識しましょう。

  • こまめに休憩をとる

  • 長時間の移動が続かないように調整する

あらかじめ決めていたスケジュールがあったとしても、少しでも不安に感じたら相手に相談することが生理中に旅行を楽しむコツです。

旅行と生理がかぶりそうなときの事前準備

生理がまだ来ていなくても旅行日程と重なりそうなときは、事前に対策しておくと安心です。

また、旅行までに時間があれば、生理をずらせる方法も検討できます。

一つずつ見ていきましょう。

生理用品を一式準備しておく

いつ生理がきてもいいように、生理用品の準備をしっかりしておきましょう。

経血が予想以上に多くなったときのために、普段使っているものより吸収量の多いナプキンやタンポンを用意しておくと安心です。使用に慣れていれば月経カップが役に立ちます。

また、洗えばくり返し使える生理用ショーツ(サニタリーショーツ)も、予備が1枚あるとよいかもしれません。

いざというときに対応できるよう「少し多いかも」と感じる程度に準備しておくのをおすすめします。

経血漏れしにくい生理用品に慣れておく

移動が多くなりがちな旅行中は、頻繁にトイレにいくのが難しいことが予想されます。

そこで不安なのは、経血漏れです。

経血漏れの不安を少なくするために、ナプキン以外の生理用品の使用が有効になる場合があります。

比較的経血漏れが少ないとされている生理用品は、以下のとおりです。

  • タンポン

  • 月経カップ

  • 月経ディスク

これらの生理用品は腟のなかで経血をためる生理用品です。たとえば月経カップの場合、8時間〜12時間連続装着が可能です。

交換頻度を減らせるため、移動が長くなりがちな場合でも経血漏れの心配は少なくなるかもしれません。

murmoがおこなった調査でも月経カップを使用したあとの効果として「日中漏れを心配せずに過ごせるようになった」と回答した方も多くいらっしゃいます。

ただし、月経カップやほかの腟内で使用する生理用品は、ある程度使用に慣れておく必要があります。

婦人科の受診を検討する

生理予定日まで時間がある場合は、婦人科で相談してみるのも一つの手段です。

生理のたびに腹痛や頭痛がひどくなったり、イライラしやすくなったりすると、旅行を思いきり楽しめなくなるかもしれません。

こうした悩みは、婦人科で相談することで軽減できる可能性があります。

また、旅行までに十分な時間があれば、医師の判断のもとで生理のタイミングを調整することも可能です[2]

婦人科の受診はハードルが高いと感じるかもしれませんが、事前に対策をとることで旅行中の不安を減らし、快適に過ごせるでしょう。

旅行中に生理がかぶっても月経カップなら快適に過ごせる!3つの理由を解説

月経カップは以下の特徴があり、旅行中に生理がきても快適に過ごしやすくなります。

  • 長時間交換できなくてもムレを感じにくい

  • お風呂やアクティビティを満喫できる

  • 荷物がかさばらない

旅行に便利な月経カップの魅力を、一緒に見ていきましょう。

長時間交換できなくてもムレを感じにくい

旅行中は観光や移動で、すぐにトイレに行けないことが少なくありません。

普段から生理中のムレや臭いに悩みを抱えている方は多く、murmoの調査でも57.0%の方がムレ・臭いに悩んでいると回答してます。

その点、月経カップは腟の中で経血をためるため、旅行中もムレを気にせず過ごせるでしょう。

実際に、murmoの調査でも月経カップの使用で「ムレを感じにくくなった」と答えた方が34.6%と最多であることがわかっています。

旅行中のストレスを減らすために、月経カップを取り入れてみることをおすすめします。

あわせて読みたい:【2024年最新調査データ】月経カップの使用率や認知率、月経カップって実際どうなの?

お風呂やアクティビティを満喫できる

月経カップがあれば、旅行中の「お風呂に入れない」「アクティビティを諦める」といった悩みを軽減できます。

月経カップは、水を弾く素材の医療用シリコーンや医療用TPEで作られているため、温泉やプールでも使用可能です。

また、8時間~12時間連続で使用できるため、長時間の移動やアクティビティ中も交換の心配がありません。

旅行中の限られた時間を、生理に邪魔されずに楽しめるでしょう。

あわせて読みたい:サウナや温泉、プールや海水浴などのマリンアクティビティのときに生理がかぶった!夏のレジャーで月経カップは使える?

荷物がかさばらない

月経カップは洗ってくり返し使えるため、大量の生理用品を持ち歩く必要がありません。

予備をもっていっても、荷物がかさばらず手軽に持ち歩けます。

とはいえ、100%経血漏れを防ぐのは難しいため、漏れ対策用に少量のナプキンやおりものシートを用意しておくと安心です。

これらを準備しても荷物がかさばりにくい点は、月経カップを使用する魅力の一つです。

まとめ

旅行と生理が重なると不安や心配ごとが増えがちですが、事前にしっかり準備と対策をすれば、快適に過ごせます。

とくに月経カップは、交換回数が少なく済み、経血漏れのリスクも軽減できるため、旅行中の生理対策として役立つアイテムです。

使用には慣れが必要ですが、一度コツをつかめばより安心して旅行を楽しめるでしょう。

快適な旅行を実現するために、月経カップの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい:月経カップはどこで買える?はじめて使うときの準備も解説
参考文献[1]第4章 男女の健康意識に関する調査の結果|内閣府男女共同参画局
[2]Health Management for Female Athletes Ver.3|東京大学医学部附属病院 女性診療科・産科

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