タンポンで経血が漏れる原因は?5つの漏れ対策を紹介

「タンポンを使っているのに、どうして血が漏れてしまうんだろう?」
タンポンを使っている方のなかには、経血漏れに悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
経血漏れの不安からタンポンに切り替えたのに、漏れてしまうと衣服を汚してしまうのではないかと安心して出かけられませんよね。
タンポンは経血漏れが少ない生理用品ですが、使い方を間違えると漏れてしまうことがあります。

この記事では、タンポンを使用していても経血が漏れる原因と、経血漏れで衣服を汚さない対策を紹介します。
紹介する方法を実践すれば、生理中でも経血漏れを気にせず快適に過ごせるようになるでしょう。

もくじ

タンポンをつけていても経血が漏れる3つの原因

  • タンポンを長時間使っている
  • タンポンが正しい位置に入っていない
  • 経血量がタンポンの吸収量を超えている

タンポンの経血漏れで衣服を汚さないようにする4つの対策

  • ナプキンを併用する
  • タンポンの使用時間を守る
  • タンポンを正しい位置に入れる
  • 経血量に合ったタンポンを使用する
タンポン使用で経血が漏れてしまったときの正しい対処法2ステップ
  • Step.1 経血をすぐに水で流す
  • Step.2 洗剤で洗う

タンポンの経血漏れが不安な人は月経カップがおすすめ

まとめ

参考文献

タンポンをつけていても経血が漏れる3つの原因

タンポンの使用で経血が漏れる原因は、以下の3つです。

  • タンポンを長時間使っている
  • タンポンが正しい位置に入っていない
  • 経血量がタンポンの吸収量を超えている

当てはまる項目がないか、確認してみてください。

タンポンを長時間使っている

タンポンを長時間使っていると、吸収量を超えることで経血が漏れてしまいます。
一般的に、タンポンの連続使用時間は4〜8時間が目安です。
しかし、経血量が多い日は時間に関係なく、早めに取りかえないと経血が漏れる恐れがあります。
また、タンポンとトキシックショック症候群の関連性は明らかではないものの、タンポンの吸収性が引き金になる可能性も示されています[1]
経血漏れや感染症を防ぐためにも、連続使用時間を守りましょう。

タンポンが正しい位置に入っていない

タンポンの挿入位置がずれていると、うまく吸収できずに経血が漏れやすくなります。
たとえばタンポンの使用に慣れていないと、深く入れることへの恐怖心から挿入位置が浅くなってしまうことがあります。腹圧で位置がずれ、漏れの原因になるのです。
また、タンポンの使用中に痛みや不快感がある場合は、適切な位置に挿入できていない可能性が高いです。経血漏れにつながる恐れがあるため、新しいものを挿入しなおしましょう。

経血量がタンポンの吸収量を超えている

タンポンの使用時間を守っていても、サイズが合っていないと経血が漏れる原因になります。
ナプキンと同じく、タンポンにも「軽い日用」や「多い日用」などの種類があります。
生理の量が多い日に軽い日用を使用すると、吸収量を超えて漏れてしまうのです。
タンポンを使いわけているのに漏れる場合は、正常の経血量より多い可能性があります。

下記の項目をチェックしてみてください。

  • 生理が8日以上続く
  • 出血の中にレバーのような、かたまりがある
  • 生理のときにめまいや疲れやすさなど貧血症状がある

当てはまる項目がある場合は、過多月経や思わぬ病気が隠れていることがあります。
不安な方は経血量を測ってみたり、婦人科に相談したりするとよいでしょう。

あわせて読みたい:生理の出血量は何mlが1日の平均?経血量が増減する2つの理由

タンポンの経血漏れで衣服を汚さないようにする5つの対策

経血漏れで衣服を汚さない対策は、以下のとおりです。

  • ナプキンを併用する
  • タンポンの使用時間を守る
  • タンポンを正しい位置に入れる
  • 経血量に合ったタンポンを使用する

紹介する対策を実践することで漏れが改善され、生理中も快適に過ごせるようになるでしょう。

ナプキンを併用する

ナプキンを併用すれば、ショーツに経血が付着することを防げます。
とくに量が多い生理2〜3日目は、ナプキンとの併用がおすすめです。
タンポンを使い慣れていない方は、生理期間をとおして併用すると経血で衣服が汚れる心配が少なくすむでしょう。
タンポンのみで生理期間を過ごすのは、ナプキンに経血がつかなくなってからが安心です。

タンポンの使用時間を守る

製品によって異なりますが、タンポンの連続使用時間は一般的に最大8時間です。
取り扱い説明書に記載されている使用時間を超えると、タンポンが経血を吸収しきれず、漏れる原因となります。

また、タンポンの使用でトキシックショック症候群(TSS)を引き起こしやすいと言われますが、日本衛生材料工業連合会によるとタンポンとTSSの関連性は明らかになっていません。[1]
しかし、タンポンを使用した女性がTSSを発症した例では、タンポンのもつ吸収性が要因と示す研究もあります。[1]

そのため、タンポンの使用時間を守ったり経血量に合うタンポンを使用したりすることが、からだを守るために重要です。

仮に、以下の症状があらわれていたら早急な受診が必要です。[1]

  • 急な発熱
  • 吐き気
  • 日焼けのような発疹
  • 失神または失神に近い症状
  • 筋肉痛
  • めまい
  • 意識の混濁
  • 下痢

タンポンを使用時間内に取りかえられない場合や、使用時間内に漏れてしまう場合は、ナプキンや月経カップの使用を検討しましょう。

あわせて読みたい:タンポンや月経カップで起きると言われるTSS(トキシックショック症候群)ってなに?

タンポンを正しい位置に入れる

タンポンが正しい位置に入っていれば、経血がしっかり吸収され漏れにくくなります。
タンポンの使用になれていないうちはアプリケーター付きが便利です。
アプリケーターとは、タンポン本体の外側にあるプラスチック製の筒で、挿入時に適切な位置までアシストしてくれるものです。
また、挿入時に力が入ってしまうとお腹に力が入り、タンポンが入りにくくなります。深呼吸をしてリラックスした状態で挿入しましょう。

経血量に合ったタンポンを使用する

経血量に合わせてタンポンのサイズを変えることで、漏れを予防できます。タンポンにはナプキンと同じく吸収量に合わせたサイズが展開されています。
経血の量が多い日は「多い日用」を、量が落ち着いてきたら「普通の日用」を使うなど、経血量に合わせて使い分けましょう。
タンポンの適切なサイズがわからない方は、慣れるまでこまめに漏れていないか確認することをおすすめします。

タンポン使用で経血が漏れてしまったときの正しい対処法2ステップ

経血がショーツに漏れてしまったときの正しい対処法は、以下のとおりです。

Step.1 経血をすぐに水で流す

Step.2 洗剤で洗う

正しい対処法を知っておくと、いざ経血が漏れても冷静に対処できます。
ぜひ参考にしてください。

Step.1 経血をすぐに水で流す

ショーツに経血が付いてしまったら、数時間以内に40℃以下の水で流します。
お湯で流すと血液のたんぱく質が固まりシミが残ってしまうため、かならず水かぬるま湯で流してください。
外出先の場合はティッシュに水を含ませ、経血がついた部分のみ軽く拭くとよいでしょう。

Step.2 洗剤で洗う

水で洗っても落ちなかった場合は、洗濯洗剤で揉み洗いをすると落ちることがあります。
洗濯洗剤を使っても落ちないシミは、酸素系漂白剤をシミの部分に直接つけてから、洗濯機で洗います。
ただし、酸素系漂白剤は色落ちすることがあるため、ショーツの目立たない場所で試してからおこなってください。
経血用の洗剤もあるため、活用してみてもよいでしょう。

タンポンの経血漏れが不安な人は月経カップがおすすめ

経血漏れが心配な方は、以下の理由で月経カップの使用がおすすめです。

  • 最大12時間挿入したままにしておける(製品による)
  • 正しい位置に挿入していれば経血漏れの心配が少ない

月経カップは腟内に医療用シリコーンやTPE製のカップを挿入し、カップ内に経血を溜めておくものです。腟内にきちんとフィットしていれば、経血が染み出てくることはほとんどありません。
murmoの月経カップの場合、最大12時間経血を溜めておけるため、頻繁にトイレに行く時間がないときも安心です。
また、月経カップの使用で「日中の経血漏れが気にならなくなった」と漏れの不安が解消された方も多くいます。
漏れで悩んでいる方は、月経カップを使用すると生理期間中を快適に過ごせるかもしれません。

あわせて読みたい:【2024年最新調査データ】月経カップの使用率や認知率、月経カップって実際どうなの?

まとめ

タンポンの経血漏れは、長時間使用していたり、正しい位置に入っていなかったりすることが原因です。
今回ご紹介した方法を実践すれば、ほとんどの場合で経血漏れを防げるでしょう。
さらに経血漏れの不安を少なくしたい方は、月経カップを試してみることをおすすめします。
月経カップはカップに長時間経血を溜めておけるため、正しい位置に装着できていれば経血が漏れでてくる心配はありません。

はじめての月経カップで使用に不安を感じている方でも、murmoの月経カップをご購入いただいた方限定でサポート体制を整えています。

生理期間中、経血漏れが不安で快適に過ごせていない方は、murmoの月経カップを試してみてはいかがでしょうか。

参考文献
[1]一般社団法人 日本衛生材料工業連合会 | TSS(トキシックショック症候群)について

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