月経カップは生理何日目まで使える?終わりかけの日におすすめのアイテムも紹介
「月経カップは、生理の終わりかけでも使えるの?」
「正しい使い方を知って、快適に過ごしたい」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事では月経カップが使える期間や注意点をわかりやすく解説します。また、サニタリーアイテムの使いわけ例もご紹介します。
月経カップを上手に取り入れることで、生理後半の不快感やストレスが軽くなるはずです。
ぜひご自身に合った使い方を見つけてみてください。
もくじ月経カップは経血が出なくなるまで使用してOK
終わりかけにおすすめ!サニタリーアイテムを紹介
サニタリーアイテムの使用スケジュール例
「月経カップの使用期間」以外に知っておくべきこと
月経カップの使用可能日数に関するよくある質問
まとめ |
月経カップは経血が出なくなるまで使用してOK
月経カップは、経血が出ている期間中であれば、生理が終わるまで使用できます。
「気付いたらカップに経血が溜まっていなかった」という状態で、生理終わりを確認しても問題ありません。
ただし、月経カップを入れっぱなしにできる時間は最大12時間です。[1]
経血量が少なくても、時間内にはかならず取り出して洗浄するようにしましょう。
終わりかけの不快感が気になる方でも、月経カップをうまく活用することで、生理の最後まで快適に過ごせるようになります。
終わりかけにおすすめ!サニタリーアイテムを紹介
月経カップにくわえて、終わりかけには手軽に使える以下のサニタリーアイテムもおすすめです。
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吸水ショーツ
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布ナプキン
着脱が簡単で肌触りがやさしいものもあり、リラックスして過ごしたいときに向いています。それぞれの特徴を見ていきましょう。
吸水ショーツ
終わりそうな時期には、吸水ショーツの使用がおすすめです。
吸水ショーツを終わりかけに使うメリットは、以下のとおりです。
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下着や服を汚す心配がなく、ナプキンのように交換の手間がかからない
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軽い日用の薄手タイプなら、ゴワつきが少なく快適に過ごせる
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洗ってくり返し使えるため、ゴミ削減につながり環境にやさしい
吸水ショーツは終わりかけをストレスなく、かつサステナブルに過ごしたい方にとって、魅力的な選択肢といえるでしょう。
布ナプキン
布ナプキンも、終わりかけにおすすめです。
通気性がよくムレにくいため、肌トラブルを防ぎながら快適に過ごせます。
オーガニックコットンやシルクなどの素材で作られていることが多く、肌へのやさしさも魅力の一つです。
吸水ショーツと同様に洗濯してくり返し使えるため、経済的かつ環境にもやさしい選択です。
肌への負担をおさえつつ、サステナブルなアイテムを取り入れたい方には、布ナプキンが向いているでしょう。
サニタリーアイテムの使用スケジュール例
より快適に過ごすには、サニタリーアイテム(吸水ショーツ・布ナプキン)を、時期に応じて使い分けるのがポイントです。
ここでは、各段階に合わせた使用スケジュールの一例を紹介します。
始まりそうな期間
この時期は吸水ショーツや布ナプキンの使用がおすすめです。
ゴミが出にくく、コストもおさえられます。
洋服を汚す心配も減り、落ち着いて日常生活を送れます。
始まったばかりの期間
経血が出始めたら、月経カップの使用をスタートしましょう。
この時期は比較的経血量が少ないため、カップの容量に余裕があり、交換頻度も少なくて済む点がメリットです。
実際に、murmoの独自調査では「経血量が少ない日に月経カップが役立つ」と答えた方が11.8%の方という結果でした。
これは、カップの長時間使用でも漏れを気にせず快適に過ごせる点が評価されていると考えられます。
ただし、経血量は体調やホルモンバランスによって日々変動します。さらに、普段のショーツを吸水ショーツや布ナプキンに替えるとより安心です。
あわせて読みたい:【2024年最新調査データ】月経カップの使用率や認知率、月経カップって実際どうなの?
量が多い期間
量が多い期間は、月経カップが役に立ちます。
経血量が多い場合、カップが短時間で満杯になる可能性があるため、普段のショーツを吸水ショーツや布ナプキンに替えると漏れによる衣類汚れを防げます。
月経カップの使用に慣れ、自分の経血量のペースが把握できるようになれば、徐々にカップ単体で過ごすことも可能です。
終わりそうな期間
経血がほとんど出なくなったタイミングでも、経血が完全に止まるまでは月経カップを使用して問題ありません。
「月経カップの使用期間」以外に知っておくべきこと
月経カップを正しく使用するために、使用期間以外にも知っておくべきことがあります。
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生理前後で月経カップを煮沸消毒する
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月経カップは最長でも12時間で一度取り出す
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はじめから大きすぎる・小さすぎる月経カップを使わない
それぞれ解説します。
生理前後で月経カップを煮沸消毒する
月経カップは、雑菌の繁殖を防ぐため煮沸消毒して使用します。[1]
消毒するタイミングは、以下の2回です。
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生理期間が始まって月経カップを使い始めるとき
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生理が終わって月経カップを保管するとき
消毒は、鍋や電子レンジを使用した煮沸消毒が基本です。
より手軽なのは電子レンジでおこなう方法で、用意する物品が少なく鍋のように見守っておく必要もありません。
ただし、適切なサイズの耐熱容器を準備しないと、消毒が正しくできず雑菌が繁殖するおそれがあります。
そのため、電子レンジでの煮沸消毒には月経カップ専用の消毒容器がおすすめです。
murmoでは月経カップと同時購入すると、専用容器が800円割引で購入できます。
選択肢の一つとしてご検討ください。
月経カップは最長でも12時間で一度取り出す
月経カップは、最長でも12時間以内にかならず取り出しましょう。
既定の時間を超えて使うと、トキシックショック症候群(TSS)を発症する可能性がごくまれにあるためです。[1]
使用時間は製品によって異なります。取扱説明書やパッケージに記載されている時間を確認してください。
あわせて読みたい:タンポンや月経カップで起きると言われるTSS(トキシックショック症候群)ってなに?
はじめから大きすぎる・小さすぎる月経カップを使わない
月経カップのサイズ選びは、快適な使用感と漏れ防止のために大切です。
はじめて使用する場合は、まず標準的なMサイズを選ぶのがおすすめです。
Mサイズを使うことで「もう少し大きいほうがいいかも」というように、自分に合ったサイズ感の判断がしやすくなります。
ただし、はじめから大きすぎるサイズを選ぶと、折りたたみに力が必要だったり、挿入しづらかったりすることがあります。
反対に、小さすぎると腟内にうまくフィットせず、容量も少ないため漏れやすくなるかもしれません。
そのため、最初はMサイズを使ってみて、使用感や漏れの有無をチェックしながらサイズを見直すのが安心です。
体調や経血量は人それぞれです。自分に合うカップを見つける第一歩として、無理のないサイズ選びから始めてみましょう。
月経カップの使用可能日数に関するよくある質問
月経カップの使用に関して、多くの方が気になるポイントについてQ&A形式で解説します。
正しい知識を得ることで、より快適に安心して使えるようになるでしょう。
月経カップは生理期間以外も使用していいですか?
基本的には、生理期間のみの使用できるものです。
月経カップは経血を溜めるための生理用品です。[1]
そのため、明らかに生理ではない時期の使用はできません。
ただし「経血がごく少量出ている生理終わりかけの時期」であれば、使用しても問題はありません。
おりものが気になる場合には、おりものシートや吸水ショーツの使用をおすすめします。
月経カップを使っていれば経血が漏れることはないですか?
月経カップを使っていても経血が漏れることはあります。
以下は、経血が漏れるおもな理由です。
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正しい位置に装着できていない
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カップの満杯近くまで経血が溜まっている
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サイズや形がからだにあっていない
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腟内でカップが開いていない
とくに、月経カップに慣れていない期間は、正しい位置に装着できていない、交換のタイミングがわからないなどから漏れる可能性があります。
経血漏れが心配な方は、薄手のナプキンと併用したり、普段使っているショーツを吸水ショーツや布ナプキンに替えるとよいでしょう。
あわせて読みたい:月経カップは漏れる?漏れにくい装着方法とコツ、快適に過ごす方法
気づいたら経血が溜まっていなかった(生理が終わっていた)のですが、大丈夫でしょうか?
生理終わりかけに月経カップを使用し「気づいたら生理が終わっていた」という状況であれば問題ありません。
ただし、生理の終了に気づいた時点で、月経カップの使用はやめるようにしましょう。
また、明らかに生理ではない時期に、月経カップを使うことは避けてください。
まとめ
月経カップは、経血が出ている間であれば生理何日目でも使用できます。
カップ内に経血が溜まらなくなったタイミングを目安に、使用を終了しましょう。
murmoでは月経カップを購入してくださった方限定で、LINEでのチャットサポートを利用できます。
「生理が終わるまで月経カップを使っていたいけど、なんか入れづらいんだよね」といった月経カップの使い方に悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。