月経カップの値段相場は?選び方のポイントを解説

「月経カップの値段はいくらが相場?」
「安い商品と高い商品、その違いはなに?」

月経カップは1,000円程度の手ごろなものから5,000円を超えるものまで、幅広い価格の製品が販売されています。
とはいえ月経カップを値段だけで決めるのはちょっと...と思う方も多くいらっしゃいます。
素材やサイズや形状など自分が納得して選んだものを使うことが、長く快適に使用するポイントです。

この記事では、月経カップの値段の相場や確認するポイント、自分に合う月経カップを選ぶ方法を紹介します。
月経カップを選びたい方は、ぜひ参考にしてください。

もくじ

月経カップの値段相場

月経カップを値段で選ぶときに確認したい2つのポイント

  • 医療機器製造販売届の有無
    使用されている素材の明記
月経カップの値段以外での選び方
  • 容量やサイズ
  • 素材と耐久性
  • 着脱のしやすさ
  • 連続使用時間

murmoの月経カップは初心者にぴったりの仕様

まとめ

参考文献

月経カップの値段相場

月経カップの一般的な値段相場は、4,000円〜6,000円です。
最近では1000円前後で手に入る製品も販売されています。
ナプキンやタンポンと比較すると、価格が高く購入に躊躇してしまう方も多いです。
しかし、月経カップは洗浄してくり返し使用でき、長期的なコストパフォーマンスがよい特徴があります。

使用回数

価格

年間コスト

月経カップ

数か月~数年

4,000円~6,000円/個

1,000円(※1)

ナプキン

使い捨て

350円~500円/袋

4,200円~6,000円(※2)

タンポン

使い捨て

800円~1,000円/袋

7,200円~12,000円(※2)

(※1)5年間使用した場合
(※2)月経1周期に1袋使用の場合

月経カップはナプキンやタンポンに比べてゴミも少なく、経済的かつサステナブルな選択とも言える生理用品です。

月経カップを値段で選ぶときに確認したい2つのポイント

月経カップを購入する際、できるだけコストをおさえたいと思うのは当然ですが、以下も確認するとよいでしょう。

  • 医療機器製造販売届の有無
  • 使用されている素材の明記

2つのポイントを確かめ、条件をクリアしたものを選びましょう。

1.医療機器製造販売届が出されているか

月経カップを値段で選ぶときに、まず確認したいのは「医療機器製造販売届」が提出されているかどうかです。
月経カップはタンポンと同じ「一般医療機器」に該当します。

日本で月経カップを製造・販売するには、PMDA(医薬品医療機器総合機構)への届出が必須です。[1]
海外製のものを日本で販売する場合も同様です。

値段が安い商品がかならずしも品質が劣っているとは言えません。しかし、万が一カップにトラブルが生じたり、からだに影響がでたりしても、補償が受けられない可能性があります。

納得してお使いいただくために、商品ページに16桁の製造販売届出番号が記載してあるか確認しましょう。

2.使用されている素材が明記されているか

月経カップを値段で選ぶときは、カップの素材をチェックしましょう。
一般的な月経カップの素材は、医療用シリコーンやTPE(熱可塑性エラストマー)です。

低価格で手に入る月経カップは、製造メーカーや素材が明記されておらず、情報が不足している場合があります。
「Food Grade」や「Medical Grade」と書かれているものもありますが、何の素材がどの程度使用されているか明らかではないことも少なくありません。
まれではありますが、天然ゴムを使用している月経カップも存在するため、ラテックスアレルギーの方はとくにカップの素材に注意が必要です。

月経カップの値段以外での選び方

月経カップは値段だけでなく、容量やサイズ、素材、機能性を比較し、自分に合ったものを見極めることが重要です。
自分に合っていない月経カップを使用すると、着脱がしづらかったり、装着時に違和感を覚えたりして使用自体にストレスを感じる可能性があります。

値段以外に注目すべきポイントを理解し、自分に適している月経カップを選びましょう。

容量やサイズ

月経カップの使用感を大きく左右するのが、容量やサイズです。
月経カップは性交経験の有無に関係なく使用できますが、腟の入り口が狭い場合、大きなサイズを選ぶと違和感を覚える場合があります。
また、経血量が多いからとはじめから大きめのサイズを使用すると、挿入に手こずり使用を断念してしまうことにつながります。

はじめて使う方や性交経験がない方は標準的なMサイズから試し、経血漏れや装着時の違和感があればサイズ変更を検討するとよいでしょう。

素材と耐久性

月経カップを選ぶ際には、素材の違いも理解しておきましょう。
月経カップの代表的な素材には、医療用シリコーンやTPE(熱可塑性エラストマー)があります。
シリコーンは耐久性が高く、より長く使用したい方におすすめです。
その分値段はTPEより高い傾向にありますが、長期的なコストパフォーマンスが高い素材です。

一方、TPEは価格が安い傾向にあるため、初期費用をできるだけおさえて月経カップを使ってみたい方に向いています。
ただしTPEはシリコーンよりもやわらかく、カップを腟内で開くときに手こずる可能性もあります。
それぞれの素材の特徴を理解し、予算や重視したいポイントに合わせて総合的に比較しましょう。

着脱しやすさ

着脱のしやすさは、月経カップ選びにおいてとくに重要です。
初心者がつまずきやすいポイントでもあり、着脱に難儀してしまうと「月経カップは難しい」「自分には合わない」とネガティブな印象をもちやすいためです。

着脱しやすい月経カップの特徴は以下のとおりです。

注目ポイント

月経カップの特徴

折りたたみやすさ

  • やわらかめの素材

挿入しやすさ

  • やわらかすぎず硬すぎない素材
  • 細長いフォルム

カップの開きやすさ

  • 硬めの素材

取り出しやすさ

  • 長めのつかみやすいステム
  • カップ底部のつまみやすさ

月経カップの実際の使用感は商品の特徴だけでは判断が難しいため、ユーザーの口コミを参考にしましょう。
ただし、使用感は個人差があることも理解して情報を得るようにしてください。

あわせて読みたい:月経カップが合わなかった人の経験談から考える。どうしたら月経カップは使いこなせる?

連続使用時間

月経カップの連続使用時間は製品によって異なり、最長8時間~12時間のものがほとんどです。
連続装着時間が長い商品は頻回に交換する必要がなく、ナプキンやタンポンよりも交換回数が少なく済みます。

生理用品の種類

連続装着時間

月経カップ

8~12時間

ナプキン

2~3時間

タンポン

4~8時間

頻繁な交換が難しい旅行やアウトドアの機会が多い方は、より長い時間使用できる月経カップがおすすめです。

一方で、自宅で過ごす時間が多い方は、交換のタイミングを自由に調整できるため、連続使用時間が短めのものでも安心でしょう。ライフスタイルや環境に合わせて選択してください。

murmoの月経カップは初心者にぴったりの仕様

月経カップを使ってみたいけど、どれを選んだらよいかわからない方には、murmoの月経カップがおすすめです。

murmoの月経カップは、医療機器届出済みです。医療グレードシリコーン100%使用で耐久性も高く、長期的に使用できます。

初心者でも使いやすい工夫がつまっている点も魅力です。

  • 着脱しやすく違和感の少ない細長いフォルム
  • 連続使用最大12時間
  • 折りたたみやすいイージーライン構造
  • 取り出しやすく違和感の少ないステム
  • お手入れしやすい水分をはじきやすい表面

また、murmoの月経カップをご購入いただいた方限定で、使い方を応援する「はじめてサポート」を準備しています。
使い方に困ってもLINEで気軽に相談できるため、月経カップ初心者の方でも安心です。

あわせて読みたい:月経カップがおすすめなのはなぜ?|初心者にmurmoが選ばれる6つの理由

まとめ

月経カップの値段は4,000円〜6,000円が相場ですが、1,000円前後で購入できる製品も存在します。
購入するときは、医療機器製造販売届が出されている、素材が明記されているなどをチェックするとよいかもしれません。

また、月経カップは値段だけでなく、着脱や装着感で選ぶのが重要です。
とくに初心者は、以下のポイントに注目してカップを選びましょう。

  • 大きすぎない標準的なMサイズのもの
  • 硬すぎず柔らかすぎないもの
  • 細長いフォルムのもの

murmoの月経カップは、上記のポイントをおさえた初心者にぴったりな設計です。月経カップの使い方を応援する「はじめてサポート」もご用意しています。はじめての月経カップとして、murmoの月経カップを試してみませんか。

参考文献
[1]一般社団法人日本衛生材料工業連合会の作成した月経用(生理用)カップ自主基準について|厚生労働省

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