月経カップを入れる時に痛みを感じる?痛みや違和感を感じにくくする方法


月経カップを使ったことのない方から、着脱時に痛くないかご質問を受けることがよくあります。確かに正しい着脱方法を身につけるまで、少し痛みを感じることがあります。ですが、適切な方法で月経カップを挿入すれば、痛みや違和感を感じにくくすることができます。このブログでは、初めての方がなるべく着脱でつまづかないように、月経カップを挿入するときのコツについてご紹介します。


場所

慣れるまでは、ご自宅のお風呂場で行うのがおすすめです。トイレでも大丈夫ですが、特に取り出す時は、勢い余ってカップに溜まった経血がこぼれる可能性があるので、洗い流しやすいお風呂場がベストです。慣れてしまえば、外出先のお手洗いでも取り替えできるようになるのでご安心ください。


挿入時のコツ

1.リラックスする

月経カップを挿入する際は、とにかくリラックスすることが大切です。緊張していると筋肉が緊張し、挿入が難しくなります。ゆっくりと深呼吸をして、腟まわりに余計な力が入らないようにリラックスした状態で入れることが、とても大切なポイントです。


2.入れやすい姿勢をとる

入れやすい姿勢で挿入することも重要です。いくつか入れやすい姿勢があるのでやってみてご自分に合う方法を見つけてみてください。ここでは代表的な3つの入れ方をご紹介します。

①片足立ち

お風呂場の場合は、浴槽のふちに片足を立てて、ご自宅のトイレの場合は、便座に片足を立てて、足を開いて行います。


②少し前屈みに座る

お風呂場の場合は、浴槽のふちなどに浅めに腰かけて、トイレの場合も浅めに腰かけて、どちらも少し前屈みの姿勢になります。


③スクワットの屈み姿勢

お風呂場もしくは、広めのトイレでは、スクワットの足を開いて少ししゃがんだ姿勢も入れやすいです。特にお風呂場の場合は、浴槽の外に立ち、足を開いて深くしゃがんで浴槽の外壁に両膝をつける姿勢もおすすめです。

 

3.月経カップを小さめに折る

月経カップは、挿入する前に折りたたむ必要があり、いくつかの折り方があります。murmoでおすすめしているCフォールドでも入口で痛みや違和感を感じる方の場合は、ラビアフォールドでもう少し小さく折りたたむとよいです。

それぞれの折り方は以下の動画をご覧ください。

Cフォールドの折り方動画

ラビアフォールドの折り方【動画



4.適切な角度で挿入する

月経カップを挿入する際の角度も重要です。ついつい真上に入れる意識があるかもしれませんが、イメージとしては肛門の方に向かって入れる意識が正解です。月経カップも同じ角度で挿入すると楽に挿入できます。奥に行かない場合は方向が間違っている可能性が高いので、ゆっくり方向を探りながら、入っていく方向に向かって挿入するとスムーズに入れやすくなります。方向がわかってしまえば、慣れてくるので心配はいりません。

 

5.潤滑剤を使う

生理のはじまったばかり、または終わりかけのときなどは、すべりにくく、挿入しにくく感じる場合があります。その場合には、潤滑剤を使うことで摩擦を軽減し、入れやすくなります。murmoの素材である医療グレードのシリコーンはオイルとは相性が悪いので、腟に入れても問題のない水溶性の潤滑剤を使って、月経カップの差し込み部分のすべりをよくすると入れやすくなります。


まとめ

腟に自分でカップを入れたり取り出したりすることはとても勇気がいることだと思います。ですが、コツをつかんで慣れてしまえば、簡単に着脱ができる生理用品です。早い方で1クール、時間がかかっても3クールで慣れると言われますが、ぜひこちらに書いたコツを元に試してみてください。


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